おもちゃのたな Vol.4 ぽっとん落とし

非営利型一般社団法人ここみ

2017年12月15日 11:08

こんにちは。
子育ち環境を日々研究、実践している浜松の未来を育てる会《子育ち環境コンサル事業部》です。

『ポットン落とし』

前回紹介したビルディングカップスで遊ぶのとだいたい同じころ、ハイハイをするようになったおおむね8ヶ月から1歳3ヶ月ごろの赤ちゃんは、手指の機能が高まってきます。手指を使った遊びの種類も多彩になります。『ポットン落とし』はその頃の赤ちゃんが大好きな遊びです。入れ物の天井に穴が空いていて、そこへ物を落とし込んでいく遊びです。


『ポットン落とし』は、市販で売られているものは少なく、手作りが主流です。市販のものでは◯△□の形のおもちゃをその形に合う穴に入れる『型はめ』というおもちゃがありますが、形とそれに合う穴に入れるということを理解する前の月齢では難しいおもちゃです。
その前段階のおもちゃとして、『ポットン落とし』は最適です。何をするかが分かりやすく、「穴に落としてみたい」という赤ちゃんの意欲も引き出してくれます。構造がシンプルなので自分で入れることができ、「できた!」と満足が得られます。
おもちゃに集中できるよう、色合いや形がシンプルで、安全な素材で作られるとよいと思います。また落としたものが外から見られるよう、透明か半透明の入れ物にすると因果関係が分かって楽しめます。






集中して遊んでいる時、大人はそっと見守ってあげましょう。そして「できた!」のときには必ず側にいる人を見て嬉しそうにするので、一緒に喜び合いたいですね。
ここみ広場にもポットン落としの手作りおもちゃがあります。先日は1歳ごろの子が気に入って、集中して穴に落とし込んでは手をたたいて喜んでいました。
どんなおもちゃでも、一つ一つ丁寧に遊んで得られる満足は達成感や自己肯定感を育みます。このような『自分づくり』のあそびを大切にしたいですね。

(出典:保育所保育指針解説書、親子が変わる子育て空間)
子育ち環境アドバイザー 小沢めぐみ

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